最近は物価だけでなく、電気代の高騰もあり、生活費が上昇しているが気になる人も多いのではないでしょうか?
2024年3月19日経済産業省は太陽光など再生可能エネルギーの普及のため電気料金に上乗せしている賦課金の負担額の値上げ(2024年5月から3.49円)を発表しました。
本記事では2024年関西電力では、どのくらい値上がるのか前年度ベースに計算しました。
今後、電気代の値上がりに慌てないように対応しましょう。
この記事が役に立つ方
- 電気代の高騰が気になっている方
- 今度どのくらい電気代が上がるのか知りたい方
- 再エネ賦課金とは何か知りたい方
- オール電化住宅の方
- 関西電力を契約している方
再生可能エネルギー発電促進賦課金とは?
再生可能エネルギー発電促進賦課金とは?一体何かよくわからない人も多いのではないでしょうか?
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー普及のため、発電した電力は通常より高い単価で電力会社が現在買取りしています。
電力会社が高く買い取った費用の一部を、電気を買ってる国民みんなに負担してもらっています。これが再エネ賦課金です。
再エネで発電した電力を相場より高く買い取って、みんなに負担してもらってるんだよ。
再エネ賦課金のメリット
再エネ賦課金のメリットはいったい何でしょうか?
環境的なメリットがあげられます。太陽光発電など再生エネルギーを普及し、CO2排出量が減る流れを作って、環境問題の貢献しています。
また、日本はエネルギー資源の石油やLNG(液化天然ガス)などの化石燃料を海外から多く輸入しています。
再生可能エネルギーが普及すると化石燃料への依存も少なくなるため、電気料金の変動を抑えられると考えられています。
再エネ賦課金デメリット
デメリットは、毎月の電気料金に加算されるため、家計の出費が増えます。
再エネ賦課金単価は随時見直しがあり、過去2022年までは値上げが続いていました。
2023年の見直しで初めて値下げ(1.4円)になったものの、2024年には再度3.49円に値上げになりました。
家計の出費となるので、太陽光発電をつけるなど光熱費の節約も考えていきましょう。
我が家は太陽光発電つけてメリット受けてるけど、つけてない方からしたら、、、だよね。
関西電力電気代はどうやって計算するの?
電気代は、以下の4つの料金を合計して計算します。
今回、電気料金の内の1つ再生可能エネルギー発電促進賦課金の値上げを経済産業省は2024年3月19日に発表したため電気代が上がります。
- 基本料金
- 電力量料金
- 燃料調整費
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
電気代はどうやって計算するのか、知ってる人もおさらいだよ。
また、上記の図には記載はありませんが、2023年2月(1月使用分)からは政府の電気代補助(電気・ガス価格激変緩和対策事業)がありましたが、2024年5月に補助が縮小予定です。
最近の再エネ賦課金単価は?
最近の再エネ賦課金単価はいくらくらいかかっているのかご存知ですか?
例えば毎月300(kWh)を使用した場合は以下通り年間の再エネ賦課金がかかっています。
- 2022年5月~2023年4月まで
3.45(円)✕300(kWh)✕12(月)=12,420円 - 2023年5月~2024年4月まで
1.4(円)✕300(kWh)✕12(月)=5,040円(6,396円の値下げ)
2022年5月~2023年4月は電気を1kW買うと3.45円の再エネ賦課金がかかっていました。
2023年5月~2024年4月までは1.4円に値下げしました。
値下げにともない、SNSなどでも電気代が高いという話題はあまりありませんでした。
しかし!また今年2024年から値上がるんだよね(涙)
2024年の5月からの再エネ賦課金の単価は上がる?
2023年5月~2024年4月までは、1.4円で2022年から大幅な値下げでしたが、2024年5月からの1年間は
3.49円に値上がりします。
例えば、毎月300(kWh)を使用した場合・・・以下通り年間の再エネ賦課金がかかります。
- 2024年5月~2025年4月まで
3.49(円)✕300(kWh)✕12(月)=12,564円(2022年5月より144円値上げ、昨年より7,524円値上げ)
2024年5月からは2022年に電気代高騰と騒がれていた5月よりも高い再エネ賦課金がかかります!
過去10年再エネ賦課金の単価推移は?
2014年5月から今年2024年5月の再エネ賦課金の単価(関西電力の「従量電灯A」)の推移を以下の表とグラフにまとめました。
※関西電力以外の地域では、中国電力・四国電力の「従量電灯A」、北海道電力、東北電力、東京電力EP、中部電力ミライズ、北陸電力、九州電力の「従量電灯B」の再エネ賦課金単価です。
期間 | 再エネ賦課金単価 |
---|---|
2014年5月~2015年4月 | 0.75 |
2015年5月~2016年4月 | 1.58 |
2016年5月~2017年4月 | 2.25 |
2017年5月~2018年4月 | 2.64 |
2018年5月~2019年4月 | 2.9 |
2019年5月~2020年4月 | 2.95 |
2020年5月~2021年4月 | 2.95 |
2021年5月~2022年4月 | 3.36 |
2022年5月~2023年4月 | 3.45 |
2023年5月~2024年4月 | 1.4 |
2024年5月~2025年4月 | 3.49 |
2014年5月~2024年5月まで毎年値上していた再エネ賦課金は2023年にはいったん下がったものの、2024年5月からは過去最高値3.49円/kWhに値上げ(2024年3月19日)が決まりました。
昨年下がっていた電気代は一気に値上がるね!節電を意識しよう!
関西電力2024年5月以降の1年間の再エネ賦課金予想は?
関西電力2024年5月以降再エネ賦課金がいくらくらいかかるのか気になりますよね?
我が家の直近の電気使用量のデータをもとに、2024年5月~2025年4月まで毎月いくらの再エネ賦課金がかかるのかを計算しました。
関西電力1年間電気代予想
我が家の電気使用量(kWh)×再エネ賦課金単価(3.49円)で計算した再エネ賦課金の表は以下の通りです。
我が家はオール電化です!
年月日 | 目安電気使用量(kWh) | 再エネ賦課金(円) |
---|---|---|
2024年5月 | 250 | 873 |
2024年6月 | ..251 | 876 |
2024年7月 | 458 | 1,598 |
2024年8月 | 446 | 1,557 |
2024年9月 | 412 | 1,438 |
2024年10月 | 282 | 984 |
2024年11月 | 457 | 1,595 |
2024年12月 | 598 | 2,087 |
2025年1月 | 878 | 3,064 |
2025年2月 | 741 | 2,586 |
2025年3月 | 388 | 1,354 |
2025年4月 | 354 | 1,235 |
合計 | 5,515 | 19,247 |
月平均 | 460 | 1,604 |
表を見ると12月~2月の寒い時期は2,000円~3,000円程度再エネ賦課金がかかると予想されるから、節電を意識したいね!
まとめると以下の通りです!
- 2025年5月から2024年4月までの再エネ賦課金単価3.49円で計算(5,515kWh×3.49円)
再エネ賦課金予想は1年で19,247円 月額平均1,604円 - 昨年2023年5月~2024年4月までの再エネ賦課金単価1.3円で計算(5,515kWh×1.3円)
再エネ賦課金は1年間7,170円。月額平均597円
19,247円-7,170円=12,077円(前年との差額)
年間12,077円の再エネ賦課金の値上げ(月額平均1,006円値上げ)になります。
みんなが電気代高騰で騒いでいた2021年は再エネ賦課金単価が3.45円だったよ!その時と比べると年間200円アップくらいかな。
再エネ賦課金単価の値上がり対策
再エネ賦課金単価が過去最高(3.49円)に値上がり、前年同様電気代を使用すると12,000円程度アップが予想される我が家。
昨年度はしっかり電気を使用していたので、特に冬はエアコンなどつけっぱなしの時間を少し減らす予定です。
一般的にはどのように再エネ賦課金の値上がりに対策したらいいのでしょうか?
以下の3点がポイントです。
- 太陽光発電導入
- 料金プランの変更
- 電力会社の切り替え
太陽光発電導入
再エネ賦課金の負担額は、電気の使用量に比例します。
電力会社からの供給電力量を減らせば、再エネ賦課金の負担の割合も減ります。
太陽光発電のを導入するといいでしょう。
多くの電気を使用する工場や会社は太陽光発電を導入しているケースが増えてきました。
我が家のような個人宅でも太陽光発電を導入して、晴れた日の昼間の電力を自家発電することで、供給電気量を減らしています。
特にエコキュートを昼間に稼働させると、電気代の節約に繋がっています。
我が家はHEMSで使用電力を管理しています。
料金プランの変更
料金プランを変更することで、料金が今よりも抑えられる可能性があります。
我が家は関西電力のオール電化プランのオール電化(はぴeタイムR)から従量電灯Aに変更して月額2,000円程度安くなりました。
オール電化なのにオール電化プランじゃない方が安くなったんだよね(苦笑)
電力会社の切り替え
電力プランの変更も検討してみても、あまり電気代がかわらないケースは、電力会社の切り替えも検討しましょう。
我が家は現在関西電力のプラン変更をして、月額が安くなったため、電力会社の切り替えはしていません。
今後、様子をみて切り替えしようか検討中です。
エネチェンジのような電力会社比較サイトを利用するのもいいでしょう。
政府の補助金(電気・ガス価格激変緩和対策事業)はいつまで?
また、再エネ賦課金が5月から値上がると同時期に政府の補助金も縮小されるため、より電気代が上がることが予想されます。
詳細はこちらのHPに記載があります。
【まとめ】2024年5月から再エネ賦課金単価が上がり関西電力の電気代も上がる
2024年5月から再エネ賦課金単価が1.4円から3.49円に値上がることで関西電力の電気代もあがります。
我が家では昨年1年間で比較すると約12,000円程度の値上がりが予想されます。
また同時期に5月から政府の補助金(電気・ガス価格激変緩和対策事業)の縮小されるため、さらに値上がりが予想されます。
いつも通り電気を使用していたら金額が昨年より高くなるため、早めの対策を考えておくといいでしょう。
節電を意識するのはもちろん、太陽光発電の設置、電気料金プランの見直し、電力会社の切り替えも検討するといいでしょう。
電気とガスの比較サイト、
エネチェンジへのリンクはこちら↓
日々の固定費である電気代の節約大切だよね!
次回のブログは我が家の固定費の節約になったモバイル保険を実際に使って59,400円保障されて節約したお話だよ!お楽しみに!